枢軸
ドイツ宣伝相・ゲッペルズ博士の独白

おはよう、諸君。私がドイツ第3帝国の宣伝相のゲッペルズ博士だ。本来であれば、総統閣下が直々にここに挨拶に来られるべきなのだが、総統閣下は諸事多忙にて、私が諸君に報告をしていく。

諸君もよく知っての通り、我が第3帝国は先の大戦で負けた。だが、総統は類まれな指導力と行動力によって第3帝国を最低のクズから世界の一等国に再建された。ワイマールの指導者はいたずらに政治的駆け引きを繰り返し、資源を浪費し、国庫にあった莫大な資金は完全になくなっていた。これはワイマール政府および社会民主党、さらには共産党の陰謀である。彼らはドイツを世界の列強から貶め、自らの懐を肥やすことばかりに尽力してきた。それを我が総統が国家的献身によって再建したのである。

産業は復活し、今やフライコールは総統の指揮を待っている。国防軍の士官、兵士は全て総統に絶対なる忠誠を誓っている。

ドイツ国民は総統の精神的指導によって、ドイツいにしえの獅子のような姿に生まれ変わった。イギリス人は文弱であり、毎日を事務仕事に費やす。フランス人はワインを飲むことによって費やす。我がドイツ民族は明るい太陽の日のもと、健全な精神と肉体を持っている。これによって世界を凌駕し、世界に冠たるドイツを再建できるはずである。

まず、総統はドイツ国内の整備を命じられた。国内は未だ疲弊していたからだ。重産業を整え、長期戦に備えなければならぬ。ドイツの精鋭部隊はあっという間に最前線を突破しなければならない。先の大戦のような塹壕戦の愚は避けねばならない。

幸運にもグデーリアン将軍の献策によってドイツ国防軍は大きく生まれ変わろうとしていた。さらには大規模な空軍の建設も進められる。ドイツの科学の粋を集めたもの、フライコールに世界は驚愕するであろう。

このため、戦車部隊、安価な急降下爆撃機の開発に全力が注がれる。その一方で、新兵器の開発にも勤しむ。防空戦闘のためにレーダー機器の開発に莫大な投資がされる。クルップは大増産体制に入った。ドイツの全産業は大ドイツの復活に献身しなければならないのだ。

先にファッショ動員体制を作っていたイタリア、各国のファッショ勢力との連携も欠かせない。ハンガリーは神聖ローマ帝国以来の友邦であり、オーストリアは必ず大ドイツに復帰しなければならない。いや、オーストリアの復帰によって新生ドイツの歴史は始まるのである。これは総統の悲願である。

  博士の熱弁は続くのであった!

  


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Last-modified: 2008-02-11 (月) 00:00:00 (3542d)