大英帝国騒乱記AAR

1942年2月 戦争だ!

tya.png200.png201.png202.png203.png204.png205.png206.png ………

g6.png ………

g6.png で、その報告は真実であるのだな?

tya.png はい。腐った豚野郎の大日本帝国が我々に宣戦を布告しました。既に軍が動き始めている模様です。

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200.png ついに戦争か……

201.png 来るべき時が来たな……

202.png ロックンロールタイム突入か……

g6.png ふむ……

tya.png 丁度よい機会ですのでここで一旦現状を整理してご説明したいと思うのですが、よろしいでしょうか?

g6.png 構わんよ。それは必要なことだ。

tya.png では。

tya.png 以下は2月8日時点での連合国勢力圏、及び同盟国のリスト、政体、内政状況、軍関係、その他についての情報です。

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g6.png 交戦が予想される国境周辺の状況はどうか。

tya.png ああ、それを忘れていましたな。ご覧の通りです。

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tya.png インド・パキスタン方面はともかくビルマ・インドシナ方面はがら空きです。

tya.png もっとも日本軍の展開も遅れ気味のようですから若干の猶予はありますが。

tya.png あの辺りは地形も険しくインフラもロクに整っていませんしな。

g6.png まあ状況は概ね把握した。

tya.png さようですか。

tya.png それで……どうなさいます?

g6.png どうなさいます、とは?

tya.png はい。共通の敵が現れたこれを機に米国と結ぶなり、同盟国を支援する為に援軍を派遣するなど、できることはいくらでもありましょう。

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tya.png 今ならば米国も決して我らの誘いを断りませんぞ。

tya.png それに陸こそインドが持ち堪えるでしょうが、同盟国の艦艇はお世辞にも恵まれているとは言えません。

tya.png 現在、連合国の中で空母を集中的に運用できるのは我が国のみです。

tya.png 数年前ならばまだしも既にイギリスは41年式発展型空母の研究を終え、空母航空隊の改良も済んでおります。

tya.png 空母そのものは旧式とはいえ決して一方的な勝負とはならぬはずです。

tya.png 制海権を握り、迅速に援軍を派遣さえすればインドシナを守りきることもできるでしょう。

202.png ほら、やっぱりチャーチルばっか目立ってるよ(ヒソヒソ)

203.png 俺達がここに居る意味あんのか?(ヒソヒソ)

204.png もう帰ろうぜ(ヒソヒソ)

tya.png お前ら、頼むから会議の邪魔だけはせんでくれ。ひそひそ話がしたいのなら余所でやれ。

tya.png で、どうなのです陛下。何かお考えはおありなのですか?

g6.png なあチャーチルよ。結論から言うぞ?

g6.png 余は動くつもりなど毛頭無い。

tya.png は?

g6.png 二度も言わせるのか? イギリスは動かぬ。

tya.png いや陛下、それは。

g6.png 諸君らは今まで通りに工業力を養い、軍備を増強し、イギリスをより強大ならしめることを考えたまえ。

tya.png あのう、その態度は少々問題があるかと……

g6.png なぜかね?

tya.png イギリスは連合国の盟主なんですよ。即ちリーダー、ヘッド、ボス、長、首領。

tya.png 友邦が侵略の危機に遭っているのならばこれを救うのが義務でしょうに。

tya.png ポーランドに続いて今度は同盟国も見捨てるというのはあまりにも……

g6.png 立派な態度ではない、と。そう言いたいのかね?

tya.png その通りです。どうかご再考を。

g6.png ……

g6.png 確かに今、僅かな戦力の中から主軍を引き連れてアジアに行く手もあるだろう。

g6.png 我々が赴く事で三分の戦況は五分となる。いずれ米国が軍を整える頃には一層有利に事は運ぶ。

g6.png おそらく三年以内に片は付く。だが、それは何のトラブルも起きなかった場合の話だ。

g6.png 日本軍と争う間にドイツに背中を刺されてみろ。その場合は惨憺たる結果が待つぞ。

g6.png 欧州防衛の為に陸海軍共にアジアから引き上げることを余儀なくされるのは間違いあるまい。

g6.png それまでにアジアで挙げた戦果は全て帳消しとなろう。益するところ何も無し、だ。

g6.png では主軍がアジアに留まり続けたならばどうなるか? フランスがドイツに蹂躙されてそこまでだ。

g6.png 要するにドイツとソ連の出方が読めぬ以上、迂闊に動くことなどできんよ。

g6.png 確実に勝つ為なのだチャーチル。ここは堪えるべき時だ。

tya.png フランスからは文句を言われますぞ。

g6.png 納得させよ。言い訳の材料なら豊富にあろう。

tya.png それが私の仕事ですか?

g6.png そうだ。

tya.png ………

g6.png ………

tya.png ………わかりました。

tya.png フランスには、同盟諸国には私の方から取り繕っておきましょう。

tya.png そして国民に対しても。陛下の名誉を傷付ける訳には参りませんからな。

g6.png ……済まぬなチャーチル。

g6.png いつか遠くない未来の内に、その行いは必ずや神に報いられるはずだ。

tya.png は。

205.png ………

206.png ………

200.png 俺らって空気っすか?

201.png うん、そうだね、空気だね……

1942年2〜12月 対日戦推移

 斯様な事情により大英帝国は東南アジアへと軍を派遣せず、彼の地の防衛は同盟諸国に一任されることが決定した。当然これには様々な方面から反発と失望の声が上げられたが、植民地を全て放棄し内乱までも経た大英帝国が以前の如き国力を有していないことは誰もが認めるところであったため、各国は渋々ながらも承知せざるを得なかった。この際に批判の矢面に立って各方面を説き伏せて回ったのはウィンストン・チャーチルであったが、これを上手くやりすぎたが為に数年後には「戦争の長期化を生み出した諸悪の根元」として生贄に供されることなど当人は知る由もない。

 ともあれ太平洋戦争、あるいは大日本帝国が称するところの大東亜戦争が幕を開けた。1942年2月9日、日本軍は空母機動艦隊による真珠湾奇襲攻撃を敢行してこれを成功させ、手痛い先制攻撃を受けたアメリカ合衆国の世論も戦争支持へと一気に傾いた。

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 同18日、それまで孤立を保ってきたオランダが連合国への加盟を申し出る。盟主イギリスはこれを即日に承認。オランダの加入によって連合国は合計二十九ヵ国に上った。

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 しかし連合国とアメリカ合衆国の同盟は成立することはなかった。イギリスとアメリカの両国とも「相手が申し出たならば考えても良い」という姿勢を取り、結局どちらも同盟締結に向けて積極的に動こうとはしなかったのである。

 3月にはインド陸軍が続々とビルマに到着し、日本軍の侵攻を食い止めんと必死の防戦が開始された。現地の険しい地形と劣悪なインフラはあっさりと戦線を膠着させ、ビルマの密林は毎日毎夜の銃声に彩られる泥沼の戦場と化した。

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 欧州方面の連合国も現地への兵員輸送手段を持つ国は積極的に援軍を派遣したが、とりわけ熱心だったのは当然のことながら仏領インドシナという独自の権益を持つフランスであった。しかし援軍を送るのに必死なあまり、本来フランスが守るべき最重要防衛線たるマジノ線すらがら空きにするというエキセントリックな行動を目にしたジョージ6世は

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g6.png 神も哀れむ低脳ぶりだ……

 と側近達に漏らし、仮想敵国ドイツのヒトラー総統も

hit.png これは孔明の罠じゃ!

 という気まずいコメントを残すのみで結局宣戦に踏み切ることはなかったが、そんなことはどうでもいい脇道の話である。

 そしてビルマ方面こそインド軍が人海戦術によって戦線を支えていたものの、始終制海権を握り続ける日本軍は着実に東南アジアでの足場を固めに入る。1942年6月4日、カリマンタン島に上陸した日本は連合国の一員たるブルネイを武力制圧し、これを併合する。

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 また仏領インドシナでは増援の甲斐も空しくフランス軍は敗走を続け、瞬く間に水際へと追い込まれた。

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 勢いに乗った日本軍は年が明ける頃にはスマトラ島、ジャワ島を立て続けにオランダから奪い取り、豊富な資源地帯を手中に収める。そして連合国を相手にしながらの対米戦でも日本は海戦の主導権を握り、空母を含めた多数の米艦艇を海の底へと沈めた。1942年の戦争はまさに日本のペースで進行したのである。

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 だが、その先は無かった。

大英帝国騒乱記 1943年 神の炉


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Last-modified: 2008-02-12 (火) 00:00:00 (3542d)