大英帝国騒乱記AAR

1951年4月 定例閣僚会議

oz.png600.png601.png602.png ……

g6.png ……

g6.png さて、全員揃っているようだな。

oz.png 軍部高官はナチュラルに無視ですね。

g6.png 我らはインドに対して正当なる裁きを加えた。

g6.png あれ以来、同盟を離反すると言い出す不埒者は現れてはいない。

g6.png これは全く喜ばしいことである。

oz.png あんな残虐制裁を見せられて誰が逆らえるんですか。

oz.png ところでいつの間にかまた閣僚が変更されていません?

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g6.png 前任の外務大臣と内務大臣は我が国には不要な人物だと発覚したからな。

g6.png 彼らには暇を出しておいた。代わりとして登用したのがそこの二人だ。

600.png 冷酷非道のラムゼーです。今後ともよろしく。

601.png 治安重視のハムです。以後よしなに。

oz.png 要するにモブ閣僚ですか。

g6.png お前もなかなか辛辣だな。まあいい。

g6.png 取り敢えず恒例の現状確認を行うぞ。

oz.png へい。では手短に参りましょうか。

1951年4月 今現在どんな感じ?

oz.png 以下は1951年4月時点での連合国勢力範囲です。南北アメリカなど変化の無い地域、重要性の低い地域については割愛します。

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oz.png 多少解説を加えますと、目下の仮想敵はフランス等と国境を接するドイツ、そして大日本帝国です。

oz.png いずれ世界の覇権を賭けて争う可能性が濃厚という意味ではソ連やアメリカ合衆国も無視できるものではありませんが……まあそちらは今すぐにどうこうということもないでしょう。

oz.png 現在、世界には大まかに五つの陣営が存在します。

連合国イギリス、フランス、カナダ、インド、スペイン、その他大勢
米帝国アメリカ合衆国、フィリピン、リベリア
枢軸国ドイツ、ハンガリー、スロヴァキア
共産国ソビエト連邦、モンゴル
日本勢日本、満州、国民党、蒙古国

g6.png 最早1951年だというのに淘汰されておらぬこと甚だしいな。

oz.png そうなのですよね。加えて完全に死に体な勢力も特に無いんですよ。

oz.png 大日本帝国も本土を脅かされてはいますが、工業力はたいして下がっておりません。

oz.png で、資源等の内政状況なのですが……これについては端折ります。

oz.png はっきり言って前回の報告と大差ありませんので。口頭で要点だけご説明しますと。

1.資源と資金と人的資源には困らない、但し物資は備蓄が少なめ
2.実質工業力は300前後

oz.png てなところですかね。

g6.png 軍備の方はどうなっているのだ。

oz.png 連合国全体の統計と併せてご覧下さい。例によって上位五ヶ国のみですが。

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oz.png 陸軍はこんなところですな。英国は戦車が微増した程度です。

oz.png あれだけの仕打ちを受けてもまた駆り出されるインドとか涙を誘いますね。

oz.png 欄外ではカナダ、トルコ、ブルガリア等も50〜70師団程度の陸軍を有しております。

oz.png 総兵力では1000師団近くとなり他の陣営に勝るでしょうが、連合国の版図は余りにも広がりすぎているため例えばソ連やドイツを相手にした場合、正面戦力比で劣るのはおそらく避けられないでしょう。

oz.png 次は海軍です。

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oz.png 海軍について同盟国は何らアテにはなりません。

oz.png 日本や米国と制海権争えるのは多数の空母を擁する我が国をおいて他にはありません。

g6.png なあ、モズリーよ。前回の報告と比べて輸送艦が減ってはおらぬか?

oz.png 実は日本やインドとの交戦中に多少撃沈されてまして……

g6.png 大たわけめ。日本はともかくインドにも沈められていたとはなんたる無様か。

oz.png 面目次第もありません。

g6.png まあいい。輸送艦については追加で生産しておけ。

g6.png 40隻では全軍を迅速に展開させるには少々数が足らぬからな。

oz.png は。

oz.png 最後は空軍です。

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oz.png 我が軍の戦略爆撃機も随分と増えて参りました。

oz.png 空軍に関しては連合国全体として非常に充実しております。

oz.png また空軍は陸軍と異なり迅速な地域間の移動が可能です。

oz.png いかなる勢力を相手にしようと現地の空を制することができるでしょう。

oz.png 連合国の強みはこの圧倒的な空軍力に尽きます。

oz.png 我々が敵の前線を崩せば、後は同盟国の戦術爆撃機が撤退中の敵に猛追を加えてくれますので。

oz.png これについてはインドシナ半島奪回時に証明済みです。必ずしも地上攻撃を行ってくれるとは限りませんがね。

oz.png 以上、陸海空軍についての報告を終わります。

g6.png ご苦労であった。

1951年4月 今後の予定

g6.png それでは今年度の方針を発表しよう。

oz.png600.png601.png602.png ………

g6.png 我が国はこれより大日本帝国と再戦する。

g6.png 宣戦布告をする相手は中国国民党にするがな。

g6.png ま、それは宗主国日本に宣戦するのと同じことだ。

g6.png 日本との和平締結からもうすぐ半年が経とうとしている。

g6.png 休戦期間としては充分であろう?

oz.png いや全然……

g6.png 黙れ。余が充分と思えば充分なのだ。それが世界の理なのだ。

g6.png 今度は生温い条件で手打ちなどせぬ。

g6.png 日本勢を尽く屈服させることが目的だ。

g6.png そして具体的な作戦だが……

g6.png 前提として核兵器の使用は控えるつもりだ。

g6.png インドに対して約半数を叩き込んでしまった為に数に不安が残るからな。

g6.png 日本を下した後に更なる大国を相手にすることを考えるとこれは温存しておきたい。

oz.png だいたいインドに7発も叩き込む必要がどこにあったんですか……

g6.png ついかっとなってやった。反省はしていない。

g6.png ともあれ日本勢は通常兵力のみで撃滅する。

g6.png よって、多少はまともな作戦を考える必要がある。

g6.png 我がイギリスが動員可能な遠征軍はせいぜい100師団程度だからな。

g6.png しかもその半分は機甲軍だ。日本や中国を相手の場合、運用に向かぬ地域が多すぎる。

g6.png 下手を打つと泥沼だ。こんなところで時間を食うわけには行かぬ。

600.png 具体的にはどのようなプランをお考えなのですか。

g6.png 概要は以下の通りだ。

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g6.png 今のところアジアに駐留しているのは主力の機甲軍が40師団程度だ。

g6.png 第一段階として先ずはこれを中国南部に突撃させる。

g6.png 南嶺山脈以南は平野と丘陵が大半だからな。機甲軍であろうと不利はない。

g6.png これは言うまでもなく陽動だ。彼らには可能な限り国民党軍を南部に引き付けて貰う。

g6.png そして本国からの増援がアジアに到着次第、第二段階として日本本土を強襲する。

g6.png 一度上陸を果たせばこれを制圧するのは容易い。

g6.png 日本が本土を失ったことで降伏すれば第三段階を飛ばすところだが……

g6.png 降伏せぬ場合、第三段階として朝鮮半島や満州を制圧する。

g6.png それらが片付いてから最後に国民党をしばき倒す。

g6.png 国民党軍が南部に居る間に、可能な限り華北平原と沿岸主要都市部を蹂躙だ。

g6.png 中国南部の陽動隊を回収し、満州あるいは華北へと送り込む時期は戦局次第だ。

g6.png 戦略爆撃航空隊には開戦以降、延々と中国を絨毯爆撃させる。

g6.png 数ヶ月掛けて爆撃を続ければ国民党軍の弱体化も期待できよう。

g6.png ……以上、作戦としてはこんなところだな。

oz.png600.png601.png602.png ………

g6.png 期間は半年から一年を見込んでいる。

g6.png 日本勢が早々に白旗を上げれば良いのだが、徹底抗戦を決め込んだ場合は面倒だな。

g6.png あとは同盟国が中国西部からどれだけ圧力を掛けてくれるかだ。

oz.png まあ作戦については概ね把握しました。

600.png 妥当なところですね。私からは特に異論もありません。

601.png 中国南部から馬鹿正直に一歩一歩北上しては時間がいくらあっても足りませんからな……

g6.png ………

g6.png ……ッ……

602.png ……? どうされましたか陛下。

g6.png いや、何でも無い……

g6.png 余からの説明は以上である。

g6.png 今後はこの計画の遂行に全力を尽くせ、良いな。

g6.png それでは解散とする。

oz.png600.png601.png602.png は。

 
 
 
 
 
 
 

602.png なあ。陛下、顔色が悪そうではなかったか?

600.png そうか? 気のせいだと思うが……

601.png お前の勘違いだろう。あれほど覇気に溢れたお方だぞ。

oz.png うーむ……

1951年4月 堪える人

g6.png ………

g6.png ………

g6.png ……ッ……ぐ、かはっ――ァ………

g6.png ……はァッ……はァ………――……

g6.png ……なるものか……ここで倒れてなるものかッ……!

g6.png 余は、まだ倒れるわけにはいかぬ……

g6.png あと三年……あと三年で構わぬのだ……!

g6.png そう易々とは、魂くれてやらぬぞ死神よッ……!

g6.png ………ぬ、……

g6.png は………ふぅ……

g6.png ……

g6.png ……

g6.png ……収まったか。

 
 

eri.png ……お父様?

g6.png ぬ……? 誰かと思えばエリザベスか。

g6.png どうした。お前の方から声を掛けてくるとは珍しいな。

eri.png 見掛けた以上は無視するのもどうかと思いますから。本当は顔も見たくありませんけど。

g6.png く、く、く――随分な嫌われようだな。そんなに余の行いに我慢がならぬか?

eri.png 当然です。どんなに罵詈雑言を尽くしても足りませんわね。

g6.png そうか。まあ安心するがいいエリザベス。

g6.png お前に余の楽しみを譲ってやるつもりなど毛頭無い。

g6.png 余が在位の内に英国の敵は全て殲滅し尽くしてやろう。

g6.png お前には楽な統治をさせてやる。父の心遣いというものだ。

eri.png ……聞いているだけで耳が腐りそうですわ。

eri.png もう行ってもよろしいでしょうかお父様。

g6.png 勝手にしろ。第一、話し掛けてきたのはお前の方であろうが。

eri.png ……では失礼します。

 
 

g6.png ………

g6.png やれやれ。

大英帝国騒乱記 1951年 Part3 日没のとき


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Last-modified: 2008-02-12 (火) 00:00:00 (3479d)