ベネズエラ 〜妄想の世紀〜
作者からのお詫びとお願いです
38年〜39年にかけて制作した脳内妄想型AARの一文で、
イベントを正常に記述しておらず、MODへの誤解に至る危険性があることがわかりました。
現在、無償点検、無償編集を実施しようかなと考えていたり、いなかったりしております。
該当AARを、更新されていたのでとりあえず読んでしまった方は、
読むのをお控え頂、苦情を作者までご連絡くださるようにお願いします。
ご迷惑とご心配をおかけし、深く(特に極東MODの作者様一同に)お詫び申し上げます
作者
40年 それはハンガリーから始まった 噴出す提督の欲望が枢軸同盟を崩壊させた †
未曾有の大恐慌により、暗い幕開けとなった30年代は過ぎ去った。
そして、40年代の始まりもまた、流血を伴う暗い幕開けとなった。
第二次世界大戦の勃発である。
開戦から三ヶ月、航空機による散発的な戦闘こそ続いていたものの、大規模な陸戦は起きていなかった。
各国は奇妙な戦争、座り込み戦争、花戦争とそれぞれの呼称でこの戦争を呼んだ。
不介入を貫くアメリカ、強大さを増すソビエト、石油沢山ベネズエラ、彼らの動向が世界の行く末を握っているのかもしれない。
序幕 †
Feliz el ano nuevo(新年おめでとう)






新年おめでとうございます。
昨年、ポーランドこそ併合されたものの我々の敗北が決まったわけではない。
それどころか、我々の石油によってドイツ各地は爆撃に晒されている。
これは我々がドイツに対する直接攻撃をしているのと同意味である。






・・・
では、本年度最初の閣僚会議を開会する。
大統領閣下、よろしいでしょうか。
構わないが、何だね外務大臣。
新年早々オーストラリアより、石油の貿易協定締結を求める使者がやって来ているのですが。
拒否だ。
あの、せめて内容に目を通してから判断して頂きたいのですが。
この前だ、近くの農協で買ったオーストラリア牛の肉は硬いうえにゴムのような味がした。
そ、それと何の関係性が。
食の安全を守れない国家との間に友情は育まれない、それに友好度−48とは何だね、誠意を見せろ誠意を。
(・・・私怨の上にまたそれか)
アヤラ内務大臣、昨年の共産主義者による暴動だが、現在の国民不満度はいかほどだ。
1.91%と沈静化しつつあり、生産力も低下しておりません。
ウリチ軍需大臣、物資生産の状況は。
昨年の「生産計画」の完成により、先進工業国に匹敵する先進的生産を行う事が出来ます。
エスカランテ情報大臣、各国の石油需要についてだが。
マラカイボの石油は世界一です。
以上です。
いつもながら、君の分析能力には感嘆とさせられるな。





・・・
あの、産業分析は・・・
何と不謹慎な、謝罪文があっただろう。故に今年は自粛とする。
その、ただ今年も画像が何処かに言っただけでは。

・・・
外務大臣、熱帯林を使った家具が最近の流行らしいのだが、商業的に管理する部門が無くてな、どうするべきかな。
・・・
だが安心したまえ、今年は代わりがある。
どうだ凄いだろう!!これがベネズエラリパブリックの陸空軍だ!!






・・・
陸軍ですが、説明は不要かと。
何を言うのだね、我が国の国民は約2000万、つまりだ。
はい。
戦時には中国に勝るとも劣らぬ愛国心で、ベネズエラ人民2000個師団が立ち上がるに違いない。
武器、弾薬ともに2000師団分もありませんが。
大事なのは心だよ心、そして彼らには石油採掘で鍛えられた拳がある。





・・・
空軍ですが、航空隊はありませんが少数の「基本型戦闘機」を脳内練習機としておりパイロットの育成は順調です。
あの、あの、海軍は海軍はどうしたんですか。
海軍?そんなものあったかな、ジェーン年鑑にも我が国の艦艇は記載されていないが。
陸軍海運局とか言うのではないですよね、そうですよね大統領閣下。
海軍省もなければ輸送船団すら無いのだ、元からそんなもの無かった事にすれば気にもならない。
それに、陸軍に統合した方が何かと指示が出しやすいからな。
・・・
では本会議を閉会とする、本年も我が国にとって実り多き年であるように。
1月 †
1月2日
大統領閣下、日本でよからぬ事態が進行している模様です。

世界的なファシズムの台頭を背景に、一党独裁による挙国一致体制の構築が進められている模様です。
政治が立ち行かなくなったらと、強権か収奪で解決しようとする体制ではすぐに限界が来るだろう。
これを達成する為に、国民に多大な人気を誇る近衛文麿首相を頂点とする第三次近衛
そこまでだ大臣、イベント的にどうみても第二次近衛内閣ではないか。
いえ、ですが昨年短期間ですが近衛内閣がですね
君は本当に縁起が悪い、第三次にかけて日本は大惨事になりそうですな、うわはははとでも言いたいのか。
思ってません、思ってませんから。
この国では私が法なのだ、これは第二次近衛内閣に間違いない。
・・・詳しい説明は省きますが、閣議によって決定された基本国策要網、つまり政策方針ですが
皇道の大精神に則りまづ日満支をその一環とする大東亜共栄圏の確立をはかる。
と、大東亜共栄圏なる日本を盟主とする、世界新秩序の建設を図るものです。
危険なスローガンだ、これがアジア解放へと繋がった場合は戦争は避けられないだろうな。
大統領閣下、日本との石油取引を必要な分に止め、これ以上行わない事を提案します。
いや、我々の石油で連合艦隊が大活躍するのを見たい為に今はいい。
・・・
2月 †
2月14日
大統領、アメリカが戦時体制への移行を開始しました。

見よ、マラカイボより噴き出る石油は未だ世界一だ。
・・・
3月 †
3月4日
大統領、ドイツ軍がデンマーク、ノルウェーに侵攻を開始しました。

・・・
侵攻の背景には、スウェーデンからドイツへの鉄鉱石輸入路の確保があるようです。
輸入路確保の為にはノルウェーのナルヴィク港をどうしても手に入れる必要がある為です。
ノルウェーめ我が国を何だと
それはもういいですから、しかしデンマークはそうでもないですよ。

ブロック玩具の本社がある所はやはり違うな、石油500を進呈しておこう。
・・・
3月7日
大統領、アメリカがグリーンランド及びアイスランドを占領、デンマークが降伏いたしました。
3日で降伏か、仕方ないだろうな。
それより閣下、送り届けた石油ですが間違いなくドイツに接収されていますが。
ベネズエラの石油で動くドイツ機甲師団、クールだと思わないか総長。
・・・わざとやってたんですか。
3月10日
大統領、ソビエトがカレリア地峡付近の領土割譲等の厳しい条件の下、フィンランドと講和しました。
よく持ち堪えた物だ、我々は赤軍が強大であると錯覚をしていたようだな。
かなりの善戦であったと言えるでしょうが、今回の件はフィンランド国民にかなりの屈辱を与えた事は間違いありません。
この戦争だが、フィンランドには凄まじい化け物がいたようだな。
化け物ですか、存じ上げませんが。
義勇兵の中に規格外の大物が混じっていた。
凄いぞ、フランケンシュタインでドラキュラで、その実体はシスの暗黒卿で指輪に魅せられた五人の賢者の一人。
これだけの大魔法使いがいたのだ、赤軍が易々と勝てないわけだ。
全て架空の怪物及び人物ではないですか。
3月19日
大統領、「国鉄自治機関」が「発展型計算機」を完成させました。
総長、前々から思っていたんだがやはり彼らは鉄道マニアの集団だと思うんだよ。
絶対に違いますから。
いや、これを見てくれれば絶対に納得できるはずだ。
アフリカ編 鉄道研究機関を巡る旅〜未開の車窓から〜 †
Hola (こんにちは)皆さん、ロジスティックウィザード・ロペスです。
やあ、俺アミン、君は色が白くて美味しそうだね。
・・・今日はアフリカ、タンザニア鉄道からお送りいたします。
では早速ですが、研究機関のタンザニア鉄道を見てみましょうか。

で、こちらがベネズエラの鉄っちゃん達です。

スキルは高いのですが「電子工学」の代わりに「機械工学」、「一般装備」を持っていません。
「機械工学」即ち鉄道整備、「一般装備」即ち列車部品の製造能力を現しており、どちらも習熟した匠の技が必要です。
では、何故我が国にはそれが無いのか、簡単な事です。
彼らは工学部の電子工学科に通う、鉄道研究会の学生達だからです。
ワーオ、コペルニクス的転回ってやつだね。
それより・・・アフリカなのにスキル4つとは何だね、自粛したまえ。
あんた知ってるか、俺がエンジニア(工兵)技能持ちだって事を。
つまり、この車両は君が作ったとでも。
その通りだ、白い友よ。
嘘だな。
アフリカでは良くある事です。
・・・明日はケニア鉄道からお送りいたします、ではまた明日。
次は無いですがお楽しみに。 †
どうだ、納得できただろう。
閣下、「戻る」ボタンと「Back space」キーというのをご存知ですか。
・・・
では次はどうなさいますか。
イギリスが81%まで研究を進行させている「組立て実験」を「ベネズエラ石油会社」に。
4月 †
4月12日
大統領、労働党党首のチャーチル首相率いる挙国一致内閣がイギリスにおいて発足しました。
海のロマンを知る熱き男の一人だな。
就任演説において
我々は最後までやるつもりだ。
と、ドイツとの徹底抗戦を明らかにしました。
ノルウェーはどうなっている。

よりによって、ドイツ軍の最重要目的地であるナルヴィクに遷都しています。
仕方あるまい与党が社民党では、それより右側の男はルーズベルト大統領か。
いえ、似てませんから。
4月14日
本日14日、議会に新憲法草案が提出される。
これには共産党、ファシスト党を含む国内諸派の政治活動の容認、新選挙法の制定が盛り込まれている。
当初は記載される予定であった、文民統制については戦時を理由に今回は見送られている。
大統領権限の縮小についても記されており、我が国の民主化推進に拍車がかかるのは疑いようが無い。
大統領が就任当初から公約として掲げてきたものであり、議会を通過すれば現政権に対する信頼は更に深まると予測される。
〜4月14日付「EL UNIVERSAL」第一面の記事より〜
今年も前年に引き続き右翼を一掃する、左派政策を実施するぞ総長。
観戦武官の名目で、ルクセンブルクに派遣しておきましたので暫くは大丈夫でしょう。


ここまで来るのに5年か、長かったな。
おめでとうございます大統領閣下、やはり閣下は我が国にとって必要な方です。
権限を強化する事も可能でしたのに、大統領はそれをなさらなかった。
これも閣僚諸君、そして総長のおかげだ、ありがとう。
少し先の話になりますが、12月の大統領選はいかがなさいますか。
私には実績がある、州知事や共産主義者の連中に負ける事はないだろう。
その件ですが閣下、共産主義者のあの男が活動を始めておりますが。
ロムロか、ベネズエラの赤い凶星ロムロ・ベタンクールがか。
学生時代に政権批判の学園祭を開いて、最近までキュラソー島に引き篭もってた奴か。

はい、民主行動党なる左翼政党を率いて大統領選に出馬する模様です。
まずいな、あれが当選した場合は国が滅ぶぞ。
それは少しおおげさでは。
いいか総長、あの男は自己中な「ワンマン政治家」なのだ意味が分かるな。
・・・国軍に指示を、今度はキュラソー島以上に遠いところに送り出しますので。
いや必要ない、私は国民に必要とされていなくば去る覚悟は出来ている。
それと閣下、今日は4月14日なのですが。
今日はタイタニックが沈んだ日だな、家に帰って黙祷を捧げるとするか、では失礼するよ総長。
・・・
5月 †
5月1日
黄色作戦は発令された
午前1時 ドイツ軍、西部戦線において全面攻勢を開始
大統領、ドイツがベネルクス三国の中立を無視し、侵攻を開始しました。
これに伴い、オランダ、ベルギー、ルクセンブルクが連合国へ加盟しました。
今日はメーデーの日だな、労働者の祭典の日に侵攻するとは、やはりドイツも共産主義は嫌いらしいな。
それを言ったら我が国も共産主義者だらけですが、しかしフランス本土はかなり危険ではないかと。
フランス軍はムーズ川、アルデンヌは天然の要塞で機甲戦力が通る事は出来ないと言っているが。
恐らく機能しないばかりか、そこから本土進攻を許す事となるでしょう。
政治的、経済的な理由から出来ませんでしたが、マジノ線が拡張されていればこのような事にもならなかったでしょう。
総長、既に要塞は時代遅れだと思うが。
閣下ほどの方が何を言われるのですか、要塞とは即ち
「硬い」
「AIも恐がる」
「100人篭っても大丈夫」
「男のロマン」
他はともかく、要塞にロマンはないだろう。
残るは首都一つに拡張された要塞、押し寄せる敵軍、救援は間に合うのか、そして明日の朝日を見る事が出来るのか。
血塗れになりながらも故国の、国民の為に戦う兵士達、ロマンではないですか。
おお!確かにロマンだ。
・・・しかしそれでは物資が
要塞さえあれば他に何も必要ありません。
・・・
5月12日
大統領、ドイツがノルウェー、ルクセンb
私は何も聞いていないし、聞きたくは無い。
もうルクセンブルクは地上から消滅したのです、現実を受け入れてください。

就任当時から、我々よりも劣る劣等こk・・・工業的に遅れた国々がほとんどいなくなってしまったではないか。
・・・ですが閣下、ルクセンブルクは何と12日間も持ち応えたのですよ。
そうか、では今回の陸戦は戦史に「ルクセンブルク〜最後の12日間〜」として残るであろうな。
総長、ならば要塞を作るよりは正規の歩兵師団を編成した方が良いと思うのだが。
歩兵を作る位ならば、民兵を作ってでも要塞を作るべきです。
・・・総長、若い頃は新聞で塹壕戦の写真を見て育ったろう。
はい、そうですが。
・・・
5月14日
作者からのお詫びとお願いです
36年〜39年にかけて制作した脳内妄想型AARの一文で、
元情報大臣の名前が誤っており、ベネズエラへの誤解に至る危険性があることがわかりました。
現在、無償点検、無償編集を実施しようかなと考えていたり、いなかったりしております。
該当AARを、更新されていたのでとりあえず読んでしまった方は、
読むのをお控え頂、苦情を作者までご連絡くださるようにお願いします。
ご迷惑とご心配をおかけし、深く(特にベネズエラ在住のリナレス様、その親族一同の皆様に)お詫び申し上げます。
作者
工作員をドイツ、ソビエトの中枢部に潜入させるのに成功しました、大統領閣下。
素晴らしい、予算は気にしなくていいから継続して工作員を送り続けてくれ。
内部からナチのファシストを崩壊させるぞ、リナレス君。
了解しました、閣下。
なあ、リナレス君だよな。
はい、リナレスですよ、それと工作員より送られてきたドイツの技術研究の進行状況です。

これは・・・発展型計算機を研究中ではないか、我が国はドイツの科学技術を凌駕していたのか。
・・・そういう事にしておきましょうか。
5月30日
閣下、オランダ、ベルギー、フランス軍は奮戦しておりますが

オランダ女王はロンドンに亡命、ベルギーも本国はゲントを残すのみで、要人は植民地に避難しました。
これを見たまえ総長。

ベルギーでは「組立実験」の研究がそろそろ終わるではないか、羨ましいものだな。
・・・前線において連合軍部隊の潰走が始まっており、既にドイツ軍がパリまで迫っています。
ベルギーもなかなかやるな、植民地でカカオ農園を興して再起を図るつもりだろう。
ムーズ川、アルデンヌは天然要塞として機能しないばかりか、その地点からドイツ軍の侵入を許しています。
フランスの参謀総長は確か連合国総司令官だったが、これでは頼りないものだな。
6月 †
6月5日
大統領、ルーマニアが枢軸同盟に加入、我々と戦争状態になりました。
問題はない、我が国はルーマニアの3倍の石油が出る。
6月17日
大統領、イタリアがドイツのフランス戦勝利がほぼ決定的となった事を受け、枢軸国として我々に宣戦しました。
やった、これで勝ったぞ。
6月20日
イギリスがギリシアに対して独立を保障し、ギリシアはこれを受け入れました。

外交画面を開いてボタン一つと、安い資金で出来るのに何故わざわざイベントにする必要がある。
それよりも、躍動と混迷のベネズエラ近代史のイベントを作るべきだ。
・・・
6月27日
ソビエトがルーマニアに対してベッサラビア地方の割譲を要求し、ルーマニアはこれを受諾しました。
恐らく、昨年ドイツとの間に交わされたと考えられる協定から勢力範囲として認められたのでしょう。
6月30日
大統領、ハンガリーが枢軸同盟に加入しました。
そうか、すまないが現在の各国の状況を整理してくれ。
現在このようになっております。
連合陣営 | イギリス、ベネズエラ、故ポーランド、故ルクセンブルク、その他 |
枢軸陣営 | ドイツ、スロヴァキア、、ルーマニア、イタリア、ハンガリー |
共産陣営 | ソビエト、タンヌ・トゥバ、モンゴル |
自称大東亜共栄圏 | 日本、満州、中華民国、雲南、西北三馬 |
7月 †
7月4日
・・・

マジノ線が突破されたんだな。
・・・
あの国の人間の言葉に、要塞に篭る敵は必ず撃滅されるというのがあったが、それを学ばなかったらしいな。
・・・
・・・
7月7日
大統領、「組立実験」を「ベネズエラ石油会社」が完成させました。
よろしい、次は「JFPN社」に「後方地域補給物資集積所」の研究を・・・工兵すら作れないのか我が国は。
この技術の完成によって、我が国の物資生産効率は
各工作機械+15%
大臣修正+20%
製品検査、生産計画、組立て実験+25%
脳内国営化イベント+1%
これによって61%もの修正を受けております。
それは凄い、では今の物資生産量は凄い事に


工場、インフラ整備の為に0です閣下。
・・・
ですがお喜び下さい閣下、この技術の完成に伴い、我が国にもついに工業規格が導入されました。
工業規格!何と文明的な響きなのだ、それで名称は。
Venezuela Industria Norma(ベネズエラ工業規格)、通称VINです。
ヴィン・・・な。
はい、ヴィンです。
7月23日
フランス軍総司令部 シャトー・ド・ヴァンセンヌの砦 †
ガムラン元帥、2年前の演習でアルデンヌからの奇襲は可能であると申し上げたではないですか。
へーえ。
それを元帥は、不安をかきたてたと私を酷く叱責したが、あれは正しかった、この敗北は元帥の責任だ。
ほー。
・・・聞いているのか、この馬鹿元帥が。
誰が馬鹿だ、この不細工が。
不細工とは何だこの馬鹿元帥が、しかも聞こえているではないか。
プレテラ大将、その後ろ姿の写真こそが、公共の場に晒す事の出来ぬ顔の証であろうが。
・・・イケメンだからな、肖像権を今でも事務所が管理してるんだ。
嘘をつけ、言いたい事はまだあるが伝書鳩が来たから少し待っていたまえ。
・・・
元帥、何と。
うん、何かね凱旋門とかシャンゼリゼで、ドイツの軍服を着ている人たちがパレードしてるみたいだよ。
・・・
・・・
この司令部、パリから直ぐですよね。
ここはパリ12区の内の一つで、近くの森林公園はニューヨークのセントラルパークの3倍も大きいぞ。
へえ、勉強になりますね。
・・・そんな事を言ってる場合じゃないだろうが馬鹿元帥、そもそもドイツが西進した時も
我々は4月30日、ドイツ軍が、翌日に攻撃してくることは知らなかった。そのような兆候は無かった。
何て言いやがって、本当にあんた連合軍総司令官かよ、やる気無いだろ、おいっ。
私は塹壕戦の悲劇を知っている、だからやる気はあっても殺る気はない、それに心配する事はない秘策はある。
一応ですが、聞いてはおきましょう。
ヴェルダンの英雄ペタン元帥が、フランス北部と西部をドイツにあげる代わりに、ヴィシーに政権を移して新政府を作ったそうだ。
いやあ、彼は凄いね戦争を終わらせたんだよ。
そ、それは降伏したって言うんだ馬鹿元帥!

窓から通りに目をやるとドイツ兵で溢れていた。
目が合わないうちに、通りに目をやるのをやめた。
不思議と涙が溢れていた、この日ほど、この国の人間であると自覚した日は無い。
―パリ市民の日記より
7月23日 攻勢から約3ヶ月でパリは陥落、連合の一角は崩れ去った。
ドイツによる欧州制覇は時間の問題になろうとしていた。
とはいえ、フランス軍の奮戦もあり、ドイツの戦争計画に1ヶ月の遅延を生じさせたという。
大統領府 †
フランスが降伏したようだな。






・・・
フランスとはあらゆる面で重要な関係ではなかった、それにイギリス本土が占領される事もないだろう。
ですが、これで枢軸国と連合国の均衡が崩れたのは事実です。
ドイツはフランスの工業地帯を接収し、更にその工業力を増しています。

連合軍総司令官のモーリス・ガムラン元帥ですが、ドイツ本国に移送された模様です。
それと、ロンドンにおいてド・ゴール大佐が自由フランスなる抵抗組織の主導権を握った模様です。

哀れだな、恐らくフランスはもう何も出来ないだろう。
外務大臣、航空機、機甲戦力が活躍をしたそうだが、ドイツはどこからそれだけの石油を調達したのだ。
東欧のルーマニア、ソビエト連邦、そして・・・我が国です。
何を言うのだね、模範的民主主義国家たる我々がそのような事をするわけが無いだろう。
お忘れですか、昨年の3月に
ここはあえてタイアップだ、外交協定、承認っ!!
と言われて。

ルーマニア、イラクの二国を足したよりも多くの石油をドイツに供給していたのを。
やはり我が国の石油産出量は偉大だな、だがドイツ側からすぐ打ち切られたと思っていたが。
はい、ポーランド侵攻後すぐでしたよ。





・・・
な、何ということをしてしまったんだ、これはつまり
はい。
フランス敗ったり。






・・・
後世の歴史家はかく語りき、電撃戦のお供にはマラカイボ100%石油あり。
・・・また、フランス領インドシナに対して日本軍がほぼ強引に進駐しました。

イギリス、特にアメリカはフィリピンへの脅威を黙っていないだろう。
その件ですが、両国共に日本を非難するに止め、禁輸措置などの経済制裁は行わない模様です。
なあ、合衆国って
アメリカからエネルギー20を貰う場合の比較

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*共に友好度+200
民主主義国家である我が国にやたらと厳しい割りに、何故日本みたいなファシスト国家にそこまで優しいんだろうな。
国民も政府も孤立を望んでいるのでしょう、大国としての責任を負いたくないのでしょうから。
日本に石油1000を送ると同時に、石油貿易を増やすぞ、我らの石油で合衆国艦隊を漁礁にするのだ。






・・・
7月28日
日本が三国じn
三国同盟です、フランス降伏を機に、日本、イタリア、ドイツでの防衛目的での同盟が締結されました。

日本と、独立を認められた中国諸連合の同盟だったら大東亜共栄圏にも箔がつくのにな。
・・・
8月 †
8月5日
大統領閣下、ついに首都に地下鉄線が開通しました。

大変素晴らしい、では空いた工業力で首都西部のクマナでインフラ整備を行うのだ。

大統領、お喜びのところ申し訳ないのですが・・・その、インフラが整備されていても工場の完成日は変わりませんよ。
・・・・・・
・・・・・・
・・・・・・
し、知っていたとも、最近DATAwikiを読んでいたらその事が書いてあったからな。
最近・・・大統領、やはりご存じなかったのでは。
違う、違うぞこれは我が国におけるシュネルシュトラーセ、つまりアウトバーン計画なのだ。
国民の殆どが車を持っておりませんが。
そ、それだけではないぞ、交通の利便を図り、公共事業による雇用促進に経済振興といい事ばかり。
それ以上に、文明的な生活を享受する国民の笑顔が見たいからな。
大統領、国民は笑顔でも今の閣下の顔はひどく悲しい顔をしておられますが。
・・・一つ聞いていいか、もしインフラ整備を工場建設にまわしていたらどうなったと思う。
さすがに工業力23は無理かもしれませんが、少なくとも来年辺りには修正込みで20くらいには・・・
ウリチ君、今日はもう帰りたまえ。少し考えたいことがある。
はい、では失礼します。
その日からであった、大統領が今まで一言も言わなかったアウトバーン計画について熱心になったのは。
そして私は見た、退室する時大統領の目に光るものがあったのを。
―元ベネズエラ共和国軍需大臣 ペアド・ベアウペルトゥイ・ウリチの手記より
9月 †
9月2日
参謀本部に提出された報告書は、信用出来るものとは言い難かった。
それは得体の知れないものではなく、国内有数の学者達が導いた理論的成果だったにも関わらずだ。
発展の極みにあった卓上計算機であるが、人の演算速度とほぼ変わりは無く、効率の面で完全に満足のいかないものだった。
報告書には、電気機械式のリレーを用い計算速度を1000倍に、
真空管なるものを加えて更に1000倍の計算速度を実現する機械が作れると記されていた。
信じられないまでの計算速度の上昇、一部の技術士官や将校を除き、旧来の将軍達の反応は冷ややかなものだった。
必死に説明し、最後は憤慨した感じで去っていった数学者の姿が今でも思い出される。
だが、大統領はこの件に興味を示される事だろう。
―元ベネズエラ大統領 イサイアス・メディナ・アンガリタの手記から

9月5日
大統領、ルーマニアで鉄衛団というファシスト勢力がクーデターを決行し、成功した模様です。

共産主義者のクーデターだったら、ドイツの石油供給を壊滅させる事が出来たかもな。
そうですね大統領、ですがドイツとの同盟を堅持する方針は変わらないばかりか、ドイツと同じ政治政体になっています。

外務大臣、どうもクーデーターを起こしたのは日系人らしいな。
大統領、何を根拠にそのような事を。

ほら、名前からして「政府首班 島堀亜」とは彼の事だろう。
・・・また、ハンガリーがドイツの後押しを受け、旧領トランシルヴァニアをルーマニアより取り戻しました。

そのような事をしていいのか、ルーマニアはドイツ最大の石油供給国だろう。
代価としてドイツは軍事使節団を派遣し、ルーマニアの安全保障を行うようです。
ソビエトのバルカン進出を防ぐつもりだろうが、後に禍根を残すだろうな。
また、ブルガリアもルーマニア領の割譲を狙っているようですので、枢軸同盟に亀裂が生じる可能性も出ています。
9月8日

大統領、イギリスからの内政干渉により常備軍に傾きました。
・・・メディナ君、喜ばしいんだが、裏に何かないか。

・・・
・・・
よし、よくわかった、状況を整理しようか。
激情虚編 ホリあもん ボリスの太陽王伝説 †
うわーん、ホリあもん。ボリスが
コンスタンツァを永久に借してもらおうか。

いじめるー。
任せとけ陛下、そういうときはこの「もしもブックス」に思いのたけを書き込むんだ。
ええと、領土が減るのは嫌だから
と。
これで漢気が上がったな陛下、じゃあブルガリアにこいつを出してくるから待ってろよ。
うん、お土産はヨーグルトがいいな。
・・・・・・ええっ!

と、言うことか。
・・・ブルガリアはどうでもいいのですが、特に注目すべきはこの部分です。

唯一の石油供給国であるルーマニアが枢軸同盟を脱したか、この戦争は我々の勝ちだな!
違いありません、もはや彼らに大規模な侵攻をする為の石油備蓄はありま・・・
マラカイボ100%石油が少しだけですが。
もっと自信を持って言うべきだと思うよ、うん。
9月10日
大統領、「JEPN社」が「後方地域補給物資集積所」を完成させました。
次の技術研究ですが、電子コンピューターというものにしてはいかがでしょうか。
いや、イギリスの青写真を待とう、どす黒い空軍ドクトリンを漂白する。
「デルガド・シャボー」に「制空権ドクトリン」を。

・・・総長、こいつ顔からして絶対に悪人だろう。
はい、彼に関する事でよい噂はありません。
大体、これ
みたいに、この国の眼鏡をかけた閣僚は大抵は駄目な人間ばかりではないか。
・・・・・・・・・
9月23日
激情虚編 ホリあもん ホルティの強襲1940 †
背後からルーマニアを叩く、ハンガリーの国旗を再びトランシルヴァニアに掲げるのだ。
お辞め下さい、既に領土は得ているではないですか、ドイツといえど黙ってはいません。
ならばドイツとの軍事同盟を破棄し、ブルガリアと結べば言いだけの事だ。

ドイツより重要なのはトランシルヴァニアだ、全軍に侵攻を命ず。


ほ、ほ、ホリあも〜ん、ホルティが・・・・・ん、これは。
一身上の都合で30年ほど国を離れます、でも陛下なら何とかなるはず頑張って。
―政府首班 島堀亜
・・・・・・あの野郎!
ある男の野望と悪運が尽きようとしていた。
いや、既に尽き果てたと言っても問題は無い。
壮大な野望は、矮小な野望の前に崩れ去った。
奇跡的な復興から、欧州を席巻するに至った第三帝国。
終焉の始まりは、ホルティの野望によってもたらされ、ウィーン裁定の致命的な失敗は枢軸同盟を崩壊させるに至った。
異常なまでに肥大化した提督の領土欲は、再びバルカンの火薬庫を爆発させた。
ここに、第三次バルカン戦争の幕があけた。
各国の状況
連合陣営 | イギリス、ベネズエラ、故ポーランド、故ルクセンブルク、故フランス、その他 |
枢軸陣営 | ドイツ、スロヴァキア、イタリア |
共産陣営 | ソビエト、タンヌ・トゥバ、モンゴル |
自称大東亜共栄圏 | 日本、満州、中華民国、雲南、西北三馬 |
9月27日
株価を表示する黒板の前には、いつも人なんていませんでした。
あまりに教育水準が低いので、そもそもカブって食い物だろと即答する人もいたほどです。
でも、彼らはそう心配していませんでした。
結局蕪価の方は上昇カーブを描き、実際みんな食えているからますます食おうとする。
実態は信用貸しでした。
10haの土地しか手元に無いのに100ha分の蕪の種を買う。
90haは農協から簡単に借りられたのです。
――カラカスの農協職員の証言より

我々の先進的な農業技術は農業革命を引き起こしたようだな・・・強引過ぎたかな、軍需大臣。
・・・インサイダー取引についてやった方が良かったのでは。
9月28日
大統領閣下、緊急事態です。
ラボックか、ラボックなんだな。

アメリカ合衆国が戦時体制への移行を再び開始しました。
ラボックは、ラボックは。

現状はこうなっておりますが、予断は許されません。
閣下、ドイツとの戦争準備が口実ですが、実際は我が国の生産拡大を脅威とみなした為にこれが発生したのです。
何とまた英知に満ち溢れた推察なのだ、嫉妬でレートを吊り上げられないように用心しないとな。
10月 †
10月1日

イタリアがギリシアに宣戦布告、ギリシアが連合国に加入しました。
イタリアか、私は来年の4月くらいまで持つと思うんだが総長はどうだね。
来年の夏休み位までではないでしょうか、イタリアですし。
10月13日
大統領、アメリカが安全保障上必要な国への武器の貸与を行う法案を可決しました。

そんなものはいいから貿易レートをだな(以下略)
11月 †
11月2日
・・・大統領、どうも我々にとってアジア人と言うのは理解の範疇を超えているようです。
今年の1月に、日本が一党独裁体制の構築を進めていると報告しましたね。
覚えているが、いったい何があったのだ。
独裁体制構築の最終段階に、各政党を合流させた大政翼賛会の発会を目指してようなのです。
しかし、ここに至って天皇親政を掲げる憲法に反し、国体をないがしろにするもであるとの意見が多数をしめた模様です。
つまり、挙国一致体制の構築に失敗しただけだろう。
いいえ閣下、中国を既に降し、インドシナ進駐による資源の安定を理由に・・・
日本は議会政治の復権を図る事を決定、再び民主主義国家へと転身しました。
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お、おかしいでは無いか、我々は民主主義国になるのに5年を要したのに日本はボタンを1個、押すだけでなるなんて。
問題は民主国家になったにも関わらず、西洋帝国主義からのアジア解放が依然として、日本で叫ばれている事です。
日本国内の世論の高まりから、最悪の場合は来年の暮にも日本は連合国、またはアメリカに宣戦するかもしれません。
外務大臣、今更ながらに思うが、この戦争は正義や政治体制以前に、傍から見たら帝国主義同士の戦争なのかもな。
大統領閣下、それは勝ってから考えましょう。
11月6日
大統領、アメリカの大統領選で現職のルーズベルト大統領が再選を果たしました。

総長、12月の選挙だがロペスが勝つ事はないが君は残しといてやろう。
・・・衛兵をここに、不審者がいるぞ連れて行け。
こらっ・・・なにをするっおいっ。
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総長、ラジオ討論の為に来ていた民主行動党のロムロがいないが。
・・・コルホーズを耕す時間だと言って帰りました。
共産主義者め、約束も守れないのか、だがこれは大統領選のいい材料になるぞ。
対立候補、討論会を突然のキャンセルとな。
・・・
11月11日
大統領、「悪い眼鏡」が「制空権ドクトリン」を完成させました。
青写真を入手した「基本型電子コンピューター」を「ベネズエラ航空社」に・・・
何ということだ、スーパー鉄道マニア達の活躍が終わってしまったではないか。
・・・
11月29日
大統領閣下、オランダのクレフェンス外務大臣が貿易協定締結の為にお出でになっております。
クレフェンスと申します、偉大なる人民の太陽にして百万戦百万勝の軍神である大統領閣下にご拝謁できて光栄に思います。
ドイツに本国を蹂躙されて尚、戦い続ける貴国は実に偉大ですな、我が国の石油をご所望ですかな。
はい、東南アジアに弱小ではありますが、我が国の王立艦隊が駐留しております。
石油の自給は出来るのですが、首都占領と同時にドイツに資源の一切を接収された為、石油備蓄が心許ないものとなっています。
そこで、連合国随一の石油産出量を誇り、優秀な製油技術を持つ貴国に協定締結を持ちかけた次第であります。
問題はありません、当国の基本理念は同盟国、そして世界の秩序安寧を心より望むものです。
・・・
ありがとうございます大統領閣下、こちらが具体的な協定書となっております。
拝見させて頂きましょう、貴国でしたら酷いレートでもな・・・・・・外務大臣これを。
・・・・・・これはひどい。

いかがでしょうか大統領閣下。
外務大臣、マニュアルに従って対処したまえ。
クレフェンス外務大臣、あなたをPersona non grata(好ましからざる人物)に認定します。
あなたの外交特権は、現時刻13時23分から72時間後に消滅するものとし、早急にインドネシアに帰る事をお勧めします。
ええっと、つまりどういう事でしょうか。

交渉は決裂だ、帰れ!!
12月 †
全く、街頭演説のやかましさには本当にうんざりさせられたよ。
大統領を俺達の手で決めてやりたいとは前から思ってはいたんだが、こんな騒音など望んじゃいない。
それに蓋を開けてみたら、選挙自体をやる意味なんか無かったんだ。
ロムロのシンパと共産党の連中を除いて、誰がロペス以外に投票するんだって言うんだ。
―当時のカラカス市民の証言
同士諸君、現大統領が目指しているものはシビリアンコントロールなどではない。
彼が目指すものは、思想的に相容れないものを収容所に送るシベリアンコントロールだ。
実際に私もこの前、悪逆非道な参謀総長によって強制収容所に送られそうになったのだから。
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国民諸君、あのような無政府主義者の言うことに耳を傾けてはなりません。
あの男が政権を握れば、たちまち畑はコルホーズに、あなた方はパナマ船籍の貨物船でシベリアに送られるでしょう。
参謀総長の件も、実際はコルホーズでのジャガイモ栽培の為に逃げ帰った口実に過ぎないのである。
12月7日
本日7日、長らく実施が期待されていた大統領選挙が行われる。
出馬表明をした州知事のほとんどがコントレラス大統領、ロムロ・ベタンクール氏の絶大な人気から選挙活動に熱心ではなく、
今回の大統領選はコントレラス大統領と、民主行動党を率いるロムロ・ベタンクール氏のほぼ一騎打ちとなっている。
両者共に、石油ナショナリズムによる近代化、重工業化といった国政の根幹に関わる政策は変わっておらず、
連合への加盟、工業化、技術改革といった実績を元に選挙攻勢を行う大統領陣営が現時点では有利であるとの見方が強い。
〜12月7日付「EL UNIVERSAL」第一面の記事より〜
12月30日
大統領府 †
・・・
で、何をしに来たのかね。
戦時にはよくあるじゃないか、次点の対立候補を副大統領とか、要職につけるとか、な、な、な。






・・・
百万票以上も差があったのだ、諦めたまえ。
じゃあこういうのはどうかな、連立内閣作って一緒に革命しようぜプレジデンテ。
しかも、私の政府首班としての能力たるや「派手好きなタフガイ」。
司令官スキル効率-10%で、完璧なシビリアンコントロールを約束する。
・・・誰が君などを就任させるものか、ほらさっさとお家に帰ってコルホーズでも耕したまえ。
何と独裁的な、革命未だ成らずか。
ならば私が革命を各国に輸出するしかない、まずはコロンビアで革命だ。
衛兵をここに、この革命的な国の恥を人的資源の不足に悩むアルバニア辺りに輸出してやれ。
こらっ何をするのだ、おいっこらっ。
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閣下、アルバニアは既に存在しませんが。
そうだったな、またキュラソー島にでも送っといてくれ。
それと、イギリスからの内政干渉により常備軍に傾きました。

これで我が軍のほとんどが、職業軍人で構成されるようになったな。
1師団もいませんので、新規生産される部隊はほぼ全ての人員が職業軍人です。
軍事独裁政権は過去の遺物となったが、我々はそうはならなかった。
閣僚諸君、国民の圧倒的な支持の元に我々は再び国政を託された、この期待に応える為にも更なる発展に向けて邁進するぞ。






了解しました、大統領閣下。
政権発足から5年、混迷を深め、深淵の淵へと進み行く世界の中にあって、確かなものをその国は手に入れた。
就任当初は威信のかけらも無く、場を繋ぐだけの存在であったはずの男は、いまや国家第一の近代化の担い手となった。
それでもまだ、全てを満たすには何もかも足りていなかった。
ベネズエラの今後は、旧軍事政権の遺物にして、国民の最も信頼し、最も新しい希望である大統領の手腕にかかっていた。
次回予告 †
作者からのお詫びとお願いです
36年〜39年にかけて制作した脳内妄想型AARの一文で、
いろいろと誤りがあり、ゲーム自体への誤解に至る危険性があることがわかりました。
現在、無償点検、無償編集を実施しようかなと考えていたり、いなかったりしております。
該当AARを、更新されていたのでとりあえず読んでしまった方は、
読むのをお控え頂、苦情を作者までご連絡くださるようにお願いします。
ご迷惑とご心配をおかけし、深く(特に読んでしまった皆様に)お詫び申し上げます
・・・
・・・
では次回予告です。
尚、このAARは今回でもう書く事ないです、終わらせてもいいですよね、ねコーナーは構想が尽きしだい終了しますご了承下さい。
1941年
ホルティによって引き起こされた騒乱は欧州に破滅を振り撒いた
ドイツへは破滅への第一歩を、ソビエトへは栄光への切符を、そして自らには死を与えた
ドイツは欧州全土を覆いつくそうとしていた
だがそれは、緩慢な死を迎え行く第三帝国最後の輝きでしかなかった
12月12日 歴史を変える出来事は、真珠湾で起った。
昨日すなわち、1941年12月11日は恥ずべき行いの日として永遠に残るでしょう。
合衆国は突如、しかも故意に攻撃されたのであります。
臨時ニュースを申し上げます。臨時ニュースを申し上げます
大本営陸海軍部午前6時発表。
帝国陸海軍部隊は本十二日未明、西太平洋においてアメリカ、イギリス軍と戦闘状態に入れり
太平洋は戦雲に包まれた、この戦争は不可避であったのかも知れない
途絶する日本からの電力資源、レートをやたらと吊り上げるアメリカ、何故か貿易効率が30%を切るイギリス
政権発足以来、ベネズエラに最大の資源危機が訪れる
その時、ベネズエラの前に現れたのは意外な国々だった
次回「41年 電子計算機の完成 研究機関の研究者達は凄まじい機械の出現を見た(未定)」
タイトルは高確率で変わります、また次の更新は恐らく作者多忙につき・・・の文から始まります、ご了承下さい。