DDマルチプレイ-ソビエト視点AAR

回想録

ヒットレルプラン―その真相はWW2終了後も長らく謎に包まれていた。
彼の行った作戦による戦術的勝利は良くも悪くもどちらの世界にも影響をあたえざるを得なかった。USSRは自由主義陣営打倒のヒントと青写真にするべく入手を目指し。USAは二度とあのような醜態を晒さない為にも手に入れる必要があった。
自由主義陣営ではCIAの前身OSS,そして共産陣営ではKGB、共に追い続けたものの全容はつかめず一部側近将兵からの聞き取りのみに情報は頼る羽目となった。
もちろん、そこから復元されていた彼の性格などは光と影を帯びており、その本音と建前はずいぶん違ったようである。
そして、同時にヒットレルの人物像の研究も始まった。しかし驚くべきことに数多くの側近が口を合わせて「彼は自由主義者だった。だが全体主義ドイツのために戦った」と語ったのである。
彼は自らの理想とする国と真逆の様相を呈した国を指揮し、自らの信念を体現している敵と戦った。
彼はなぜ自由主義者ながら全体主義国の指導者となったのか?
彼はなぜ自らの理想と違う自国に対し忠誠を誓い、闘い続けたのか?
この著作は近年発掘―ベルリンの地下総統官邸は武装親衛隊によって完全爆破されていたため文字通り発掘―された資料と、彼の元側近などに聞き取り調査を行い(私も含めてである)、彼の「表の顔」と「影の顔」に迫らんとしたものである

― 著;エーリッヒ・フォン・マンシュタイン 『ヒットレル-光の顔と影の顔 ナチスドイツ最後の指導者』1969年刊 序章より抜粋

1945年1月1日―独ソ国境-ソ連領ブレストリトウスク

今日1月1日、全線の激戦とは違い独ソ不可侵条約および独ソ対米秘密同盟の正式調印がここ、ブレストリトウスクで成されようとしていた。
先のバルバロッサ以来、独ソは共闘の道を歩んでおり半ば対米秘密同盟および不可侵はもはや、公然の秘密であった。
もちろん、この会議・・・・・と言うよりパーティーだが・・・・・両国首脳スターリン及びヒットレルも参加している。
そして、今まさに両国大使によって両国の首脳が調印しようとしていた。

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ごきげんようスターリン閣下。

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やあ、ヒットレル君。我々はついに共通の敵と戦わねばならない。そのための条約を結ぶ日が来るとはね

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まったく持って因果なものだ。つまりは、我々は最大の敵でもあり、最大の協力者でもあると言うことだね

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違いない

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そして、一次大戦での・・・・・

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あの時代と我々は違う。もはや過去のことだ

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違いない。

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さて、締結条約の条項確認に入ろう・・・

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うむ。

ここで締結された対米秘密協約は以下の条項であった

独ソ対米共闘条約

第一条 対米共闘に関する規定
第一条第一項 両国は両国に対する直接的な米国の軍事行動による損害、もしくは劣勢を強いられたときにほかの戦線での行動により、敵軍の行動を阻害することを最大限に努力する。
第一条第二項 両国はどちらかが危機的状況に陥ったとき軍の派遣も選択肢に入れた上でそれを支援する義務を持つ

第二条 独ソ不可侵協定
第二条第一項 独ソ両国は1948年まで互いの独立を尊重する

第三条 貿易、及び資源輸出について
第三条第一項 ソヴィエト連邦社会主義共和国(以下USSR)は一定量までは枢軸の求めに応じて鉄鉱石、希少資源を輸出する義務を持つ。
第三条第二項 希少資源輸出の上限は50とし、鉄鉱石は順次交渉次第とする。

第四条 期限及び発行について
第四条第一項 この条約は秘密条約とし、第三国への公開を禁ずる。
第四条第二項 条約の期限を1948年とし、以後延長などは両国首脳の判断と交渉に寄る。

以上の様な同盟が締結された。
しかし、ヒットレル、スターリン共にこの条約を一時的なものとしか見ていなく、どちらの将兵もそして国家指導者ですらもこの同盟をナンセンスな同盟とみなしていた。

ブレストリトウスク条約の調印及び、それに伴うパーティーはスターリンとヒットレル、両者の握手で終わりが告げられた。

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(この筆ひげ)

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(このちょび髭)

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(いつか絶対ぶっ殺す)

両者の腹の内はわからない。そして、少なくとも穏やかでなく、不安定で不自然な同盟だということも事実だろう。そしてOSSの情報局員が条約締結をルーズベルトに知らせるべく、走り始めた。
だが、この歳が、そしてこの条約が、波乱の一年の幕開けになろうとは誰にも知る由が無かった

1945年3月

USSR領マレー半島クラ

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あれは・・・・・米国艦隊か?!

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すぐに司令部に連絡しろ!マレー半島へ連合軍が・・・・・

連合国は強大な海軍力を背景にマレー半島への一大反攻を仕掛けてきた。
USSR軍は支那戦線およびインドシナ戦線へ分散しており、またインフラが未整備なことも手伝い、反応が遅れた。
もっとも集結していても無駄だっただろう。連合軍はどれほどの艦を集めたのか艦砲射撃によってこちらの戦闘効率は激減。塹壕から顔を出せない有様であった(戦闘効率-99%されていた模様)。

同日―モスクワ

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マレー半島が陥落しました閣下。

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・・・・・・・奪還の見込みは?

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敵の海軍がうろついている限り0に近いですぞ。閣下

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・・・・・・・・枢軸に連絡を取りたまえ

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早速働いてもらうのですか?

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彼らもわかっているはずだ。このままマレーを保持され続けると

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・・・・・・・・彼らも我らも、早々に希少資源の備蓄が切れ干上がることをな

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わかりました・・・・ヒットレル総統に打診しておきます

1945年―ベルリンC.A.D会議室

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諸君・・・・・・今日の議題は・・・・・・

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いつも元気だったのに今日は元気が無いな。

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コレばっかりは、私でも手の打ち様が無い。USSR軍の働きに期待せねばなるまい

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で?今日集めた議題は?本題に入ろうじゃないかね

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諸君も知ってのとおり、マレー半島に対し米軍が全面攻勢を仕掛けてきた。

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日本空軍も参加しており、とてもじゃないが反撃できない。

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何とかして米軍の注意をそらしてくれないか?だとさ

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そんな事が出来るのならとっくにやっている

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だが、一応形ながらも同盟国なのだから放置するわけにも行かない!断固盟友を救うべきだ

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盟友云々は置いておくとしてもだね、希少資源が切れると非常にまずい。

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備蓄は数年しかもたんぞ。

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・・・・・・・諸君。みな本題に入りたがらないのはわかる。だが認めなければならぬ

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無茶を言え・・・・・・ソンナ戦力何処にある?

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USSRの主張によると、ほぼ全陸軍はマレーにいるから安心だ!らしいがね

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非常に心強いお言葉だ。ぜひそのままつき返してあげよう

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・・・・・・・?何を求めてきたの?

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・・・・・・・・・・・"アメリカ本土上陸"だ

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・・・・・・・

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実際に聞くとショックも数倍になるな。

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JOKEを言っている暇ではあるまい。

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無謀だ、無茶だ、無理だ・・・・・!断固として反対するぞ!

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だが、現実として取れる策がソレしかないことも認めるべきだろう!

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Italyは・・・・・枢軸軍最高司令官殿のお言葉に従うまでです。

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・・・・・・・・Italyが正しいだろう。総司令官殿"どうなさるので?"

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・・・・・・・・・・・・・・・・・

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我々は・・・・・・

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我々は・・・・・それでも闘い続けねばならないのだ

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グデーリアン君、ヒットレルプラン"WP"プランを説明してくれ。

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閣下・・・・・・・

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何も言うな・・・・・・・

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了解しました。ではWPプランについて説明いたします。

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ちなみにWPのWPとはウィルヘルムプランニング(WilhelmPlaning)のことです

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話を戻しましょう。

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ドイツ輸送船団が先行し、ニューファンドランド島を制圧します。

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後は上陸するだけです

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Italy海軍の出番は?

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作戦も糞もないんじゃないかね・・・・・・?

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行き当たりばったりです。

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戦略目標は?

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USSRに"同盟を履行したぞ"と言う姿勢を見せることです。

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だけ?

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質も量も十分ではありません。ここでドイツが消耗するわけには行かないのです。

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ヒットレルに理性が残っていたようで助かったよ

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Italy海軍の出番は・・・・・・・・・・

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苦しい状況だ、だが短期間でこの状況を脱することは無理だろう。

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いつの日か・・・・・我らの目論見が成功し、ドイツに世界に平和と安寧が訪れることを・・・・・

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枢軸の覇権の間違いじゃないかね?

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ソレだけが終わる道ではなかろう。

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・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

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闘えるだけは闘うさ・・・・・・・安心しろホルティ。

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(いつの日か・・・・・・・いつの日か、私は征服者としてワシントンに立つのだろうか?それとも敗者としてであろうか?)

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(そのどちらかであることは疑いが無い・・・・・・どちらであるにせよ、今よりはマシだろう)

今まさに、枢軸の第一次米国上陸作戦が始まろうとしていた。
それは、類を見ない長大な遠征であり、そして長大な補給路であった。
そして、言葉とは裏腹に枢軸の最精鋭を投入し、本格的な米国攻略さえ匂わせるような軍備であった。
なんと投入戦力は戦車機甲師団42装甲歩兵師団18にも及んだ。同時に上陸用歩兵軍団もおり、かなり豪華で本格的な布陣であったといえよう。
その布陣は以下のように並ぶ。
上陸海軍総司令官 レーダー提督
歩兵9個師団を有する9個師団上陸軍橋頭堡確保歩兵軍団 軍団長 ルントシュテット元帥
戦車師団12個師団及びHQを有する第9ドイツ機甲軍団軍団長 グデーリアン元帥
同じく戦車師団12個師団及びHQを有する第41特殊機甲軍団軍団長 マンシュタイン元帥
戦車師団9個師団及びHQを有する第7機甲軍軍団長 モーデル元帥
同じく戦車師団9個師団及びHQを有する第8機甲軍団軍団長 ハウサー元帥
それに加えて、装甲歩兵24コ師団の軍団も3個師団の軍団に分割され各軍のサポートに入る予定であった。
4月20日その日はアメリカ合衆国の歴史にとって最悪の日に記録されるであろうことを、枢軸各国の首脳は確信していた。
4月18日に艤装を終了させた新鋭ドイツ戦艦艦隊を加え、4月20日ブレストを秘密裏に枢軸艦隊は出航した。
果たして、新鋭枢軸艦隊の前途は明るいのだろうか?暗いのだろうか?
まさしく・・・・・神のみぞ知るである。

1945年5月

1945年5月、ついに枢軸軍はニューファンドランド島沖合いに着いた。
島に米国陸軍の姿は無く、抵抗も無く制圧が完了した。
5月9日、ついにドイツ軍はポートランドに上陸したのである。

1945年―ホワイトハウス

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ニミッツ君・・・・・!どういうことかね!海軍は出動するべからずとは!

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今お話したとおりです!我が本土には旧式艦しか居ない!どうやってドイツの新鋭戦艦を倒すので?

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・・・・・・

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もう一度お聞きしましょう!どうやってドイツの新鋭戦艦を倒すので?ぜひ閣下のお考えを拝聴したいものですな!

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・・・・・・・・・君は私に"欧州で屈辱的な敗北を喫した者"という称号にもう一つ付け加えたいらしいな

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それは、"本土上陸を許した挙句ワシントンを陥落させた男"と言う称号だよ!

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まあまあ落ち着きなさいな。陸軍の新造師団がいる。当面はそれで持ちこたえられるだろう。

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それは、本当かね?

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経験が無いものの・・・・・・まあ質では圧倒的に勝ってる。量でも同程度だろうからな。

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hm・・・・・・・

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海軍は出動させなくても大丈夫だろう

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それでは、国民に示しが付かん!次の選挙にも影響する

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とにかく、海軍は出動させる!コレでいいな!

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・・・・・・・わかりました

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日本空軍も呼び寄せればどうにかなるだろう・・・・・・

USA海軍総司令官ニミッツはしぶしぶ、海軍へ出動命令を出した。
そしてパットン将軍は、ドイツ反攻の準備を進め始めた。

そして、5月9日―両者の艦隊がついに激突した。

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USA艦隊は旧式だ!叩き潰してしまえ!

翌々日11日ドイツ戦艦艦隊がナンタケット海峡海戦に勝利した。

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だが、皮肉にも陸ではそのときUSA陸軍の反抗が始まっていた。
翌12日には日本空軍の爆撃にて戦艦が撃沈される。同時にUSA陸軍の反抗もはじき返した。
だが、遠征軍総司令部は撤退を決定した。制空権は敵のものであり、これ以上の戦闘は無用―正確には敗北を意味するだが―と判断した。

翌13日には撤退作業が開始され、15日までにドイツ軍はアメリカ大陸から消え去った。

こうして枢軸軍の第一次米国上陸は終了した。同時に、それは"米国大陸安全神話"の崩壊を意味した。

1945年6月―モスクワ

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枢軸軍は・・・・・?

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失敗しました

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やはりな・・・・・・タイミングが悪かったか

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どうにもならなかったでしょう

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やむをえないだろう・・・・・・撤退ですらも

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我々は・・・・・?

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依然として支那戦線は硬直している。マレー戦線に至っては、米国が前進する気配が無い。

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クラで防衛ラインを敷いて放置でしょうか・・・・・?

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賢明な選択だろう。我々にとっては最悪の選択だがね

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・・・・・・・・・・

こうして45年は矢のごとく過ぎていった。
来年はどのような歳になるのだろうか?誰もが予測が着かなかった。
しかし、確実なことが一ついえるようになった。
米国大陸安全神話は崩壊し、そして、ドイツはもはや侮れなくなってきているということだ。

だが、枢軸内部も一枚岩ではなかった。
最終核戦争論を唱えるハンガリーに対しヒットレルは終始『非人道的だ』と非難している。
いつの日かハンガリーとドイツの対立が決定的なものになるのだろうか?
なったとき両者はどちらが譲歩するのか?あるいは物別れに終わるのか?

ソレは誰も知らない・・・・・


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Last-modified: 2008-02-12 (火) 00:00:00 (3633d)