アイルランド交響曲 -An Irish Symphony- に戻ります "The Sun in The Stream" -1947年 †邯鄲の夢 †それでは、今年の年初会議を始めたいと思います。 …… …… ……? ……どうしました? あれ? 何を慌てていらっしゃいますかな、ティーシャク閣下。 ……! 何を慌てておいでですかな、閣下。 そうそう、もっと泰然自若としていただかないと。 そ、そんな…… ああ、昨年のまとめでしたかな? さて、今年はどこを植民地化いたしますか? ば……馬鹿な! 君ら、君らはみな、とうの昔に死んだはずだ! ご命令を。 侵略のご命令を。 植民地化のご命令を。 エールの最高指導者たるイーモン・デ・ヴァレラ閣下。 やめろ! 来るな! これがお前のかなえた夢の現実だ、イーモン。 マイケル! エールは実に素晴らしい発展を遂げたようだな、イーモン。 私が泥濘の中に斃れ伏してから、もう25年か。変われば変わるものだ。 何が言いたい……! エールの若人の命を代価とした繁栄だな。 なんだと! 30年前のイースター蜂起。あれで何人死んだかな。 そして今度は、工場で使う資源が足りなくなったから、資源収奪戦争に乗り出す、か。 エールの独立を守る戦争でもなければ、エールを侵略から護る戦争でもない。 答えろ、イーモン・デ・ヴァレラ。 ふざけるな! 誰が好き好んで戦争なんかやっていると思っている! まだ殺すのか。 まだ死なせたりないのか。 あの内戦は君のせいで起きたのに、まだ懲りないのか。 君のせいでまた大勢死ぬ。 君は生きている。 答えろ。 やめろ! 黙れ! 畜生!
………っか、閣下…… 黙れェッ! おぼぅォッ! え!? 大丈夫ですかティーシャク、物凄くうなされてましたが。 え……うん、ああ、そうか、寝てしまったのか…… 本当に大丈夫ですか? よろしければ、シャワーを浴びられては如何です? ああ……ありがとう、そうさせてもらうよ。 ……。 なんて…… ヒュー ん? GOOD MORNING VIETNAM †それでは、昨年末のまとめをちゃちゃっと済ませてまいりましょう。 うむ。 えーとですね。 何をいきなり謝ってんですか? それがですね、去年の10〜11月の話なんですが。 ベトナム侵攻しちゃいました。 ちょwwwwwおまwwwwwwwwwww マジサーセンス。 守備網スカスカも何も、こちらの部隊もいないじゃないですか。 当地を占領した海兵隊は、輸送艦に載せてオストハーフェンに後送いたしました。守備任務向きではありませんので。 これが海兵隊師団から歩兵師団に、任務を交代したときの図ですね。 それじゃあピストン輸送じゃないですか! このいい加減さこそ、中の人クオリティ。 笑えん笑えん。 占領から僅か数日、早くも連合国各国の空軍機がサイゴンに集結するのを見つつ……。 我が軍の歩兵師団、および山岳師団が到着でございます。 歩兵と山岳なら、計6個師団じゃないのか? オストハーフェンで降ろしてきたはずの海兵隊を、 阿呆じゃ、阿呆が居る。 何でもこの時、AARの中の人はセブンアンドワイから届いたマンガを読みながらやってたせいで、 これはもう駄目かも分からんね。 ここまで反面教師にしかならないAARも珍しい。 他に特筆すべきことといえば、10月23日に、我が国のインドシナにおける根拠地である 何でわざわざ占領地のインフラ整備なんかしとるんだ? AARの中の人の主義でやってることだそうです。脳内補完プレイってやつですね。 へえ、ちょっといい話ですね。 ぶっちゃけた話、国際貢献がどうの構造改革がどうの、なんて観点で政治を見てる有権者なんてね、殆どいやしないんですよ。 すげぇやな話ですね。 太平洋方面における、その他連合軍の動静はどうなっとるんだ? フィリピンは手付かずなんですが。 台湾が。 バロスwwwwwwwww 確か、豊原*1もソ連に落とされてなかったか? 日本はじまったな。 とまぁ、昨年はこんなところです。 そりゃもう、折角サイゴンまで来たんですから、 (まだ死なせたりないのか。) ……! (気のせいだ! ……最終目標は、ベトナムの全土占領! 了解しました! 「限られた」 †前哨地点との交信が切れた! 我々は援軍が不足してきている! 敵は前進中である! この位置を保て! 駄目だ! 敵地を攻撃せよ! 敵は手強すぎる! 警告する! 大和魂を見せてやる! 兵士よ、よくやった! 万歳! 海軍の支援を要請する! 了解! 旗を取りに行け! 俺は攻撃を行う! 悪夢 †1月3日、我が軍はパクセに籠る日本軍と交戦を行い、これを撃破! 上出来ですね! 歩兵6個、山岳3個、計9師団*3の攻勢の前には流石にひとたまりもないな。 このままここを橋頭堡に、一気にベトナムの敵軍を殲滅して…… 駄目です! うぬ、敵もなかなか然る者よ! その後もう一度挑みましたが、指揮統制が回復してないので案の定駄目! おのれおのれ、だがこんな事ではめげぬよ。 3月6日午前9時、我が軍はパクセに対し9個師団を以って進撃をかけましたが、 陣地確保! おのれィ……ってちょっと待て、何でコステロの海兵隊がここにいるんだ!? ま、間違えて積み込んだのか! と、ここでようやく気づいたという次第。
……。 世の中には、分相応、不相応、という言葉がある。 この時のエールは、まさに「不相応」を体現していた、と言わざるを得ない。 本来、エールがこのインドシナに兵を進めた理由は何であっただろうか? それはスマトラ島の全土占領によって、完璧に達成されている。 だがこの時、エールは大いなる錯誤に陥っていた。 その中で、エールが「ベトナム制圧」にこだわってしまった特に大きな理由としてあげられるのが、 「エールがベトナムを落とし、英軍がラングーンさえ落とせれば、インドシナにおける日本軍の補給路は完全に遮断され、これを覆滅できる」── この時、エールが極東に送り込んでいた戦力は歩兵師団6個、海兵隊6個、山岳師団3個。 ベトナム侵攻と言う、完全に「やる必要の無いこと」に手を出し、 戦力の逐次投入、援護なしでの無謀な突撃、そして友軍機の駐留による異常な物資・石油の赤字…… 自国が小国であることも忘れ、「英国を助けてやろう」などという騎兵隊じみた誇大妄想に酔いしれ、 ようやく我に返り、ベトナムからの全面撤退、占領地放棄を決意したエールが得たものとは…… 人口増加率0.07/dという国家において、失われた人的資源、30という事実のみであった。*4 「小国である」という自覚 †……ベトナム方面軍のオストハーフェンへの完全撤退、完了いたしました。 コークからサイゴン港への物資、および石油の搬出船団の運行を無期停止としました。 よいのか? ……あきらめましょう。 断られたのか。 そりゃそうでしょうね、これだけ無様な戦をさらせば…… あきらめるよりあるまい…… 他力本願。そうですよ、最初からこんな仕事、大国に任しておけばよかったんだ。 もう、よい。自分を責めるな。 ……そうですね。 そうこなくちゃいけませんよ! 当面は全力で引きこもるよ! ま、来年まではしょうがあるまいな。 アレが完成したら、その時は少しだけ楽しみましょう。
蛇足 †そういえばですね、私ですね、上の方でも顔を出してはいますが、本当はもういないはずなんですよ。 前回初登場の私もそうですね。 そういえばそうだったな。 はい、こちらです。 そういえばすっかり忘れてました。 内相も、ラトリッジ氏からデュランティ氏に代わっておるな。 というわけで、前回の初登場の時点で、私はもう内閣にはいなかったんですよ。 私もですね。 ただ、こうして見るとティーシャクとアイケン氏のオーバーワークが気になるな。 それもそうですね。国民不満度+2%が気になりますが、ちょっと見てみましょう。 私の代役なら、この人ですね。 候補がいるなら、折々考えてみてもいいかもしれません。 ティーシャクの外相スキルは何だったかな? 私は「イデオロギーの闘士」ですよ。 なした! が、が、が、外相候補に! 1927年に暗殺された ヒュードロドロ イヤーッ! おばけー! ドロドロドロドロ とりあえず、交代はするのか? 今回は二人とも見送りで。 ショッキング! ジョンソンかよ! 1948年 Watermarkに進みます |